「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の中止から6日。問題の終わりはいまだ見えず、「芸術に政治が介入していいのか?」「そもそもこれらの作品は芸術なのか?」といった議論が続いている。
開催地の愛知県では、「国民の心を本当踏みにじるのではないか」(河村たかし名古屋市長)、「税金でやるからこそ、公権力でやるからこそ表現の自由は保障されなければいけない」(大村秀章愛知県知事)と主張が対立する中、論争は大阪にも飛び火。大阪府の吉村洋文知事は7日、「反日の政治活動だ。こんなのは」と発言し、愛知県を批判した。「民間で開催された展示会なら許容できる」としつつも、「愛知県が主催で行う表現行為になれば、これは大問題だと思う。僕は辞職相当だと思う。慰安婦像もこれだけ日本がおかしいのではないかと韓国に対して言っている中で、愛知県が主催して展示しているのは、進退にすら関わる問題だと思う」とも述べた。