「RTDトーナメント2019」ファイナル(決勝) 1・2回戦(全6回戦)が8月25日に放送され、勝又健志(連盟)が2回戦でトップを取り、初戦4着のマイナスポイントを帳消しにした。
対局者は起家から佐々木寿人(連盟)、藤崎智(連盟)、勝又健志、内川幸太郎(連盟)。
初戦ラス発進だった勝又は「アガリを逃してしまったシーンがあって、痛い半荘だった。相手3人が自分の想像以上に攻め重視の戦い方をしてきたので、2回戦ではその対策も出来たらいい」と対応策を切り替えていた。
東2局、リーチ・平和で2000点をアガって迎えた東3局の親番。リーチ・ツモ・嶺上開花(リンシャンカイホー)・ドラで1万2000点の加点に成功。南1局2本場では、初戦トップだった親番・佐々木からのリーチを受けながら、西・赤・ドラで5200点(+600点、供託2000点)をアガリ切ると、南3局の親番でもリーチ・タンヤオ・ドラで7700点(+供託1000点)を決めて勝負あり。初戦を引きずらず、果敢に攻め込み決勝1勝目を挙げた。
「麻雀軍師」という異名を持つ勝又は、決勝全6戦の着順合計目標数字を「12」としていた。ここまで2戦を終え、4着1回+1着1回=着順合計「5」。「混戦で全員にチャンスがある状況の中で、戦っていく方がやりやすい」と得意とする接戦展開を自ら作り出した格好となった。3戦目以降も大トップを積み重ねることよりも、平均着順を意識して勝負していく覚悟だ。【福山純生(雀聖アワー)】
【ファイナル2回戦の成績】
1位 勝又健志(連盟)4万5400点 +65.4
2位 内川幸太郎(連盟)2万3400点 +3.4
3位 佐々木寿人(連盟)1万6100点 ▲23.9
4位 藤崎智(連盟)1万5100点 ▲44.9
【ファイナル2回戦終了時点でのトータルポイント】
1位 佐々木寿人(連盟) +34.4(2/6)
2位 内川幸太郎(連盟) +20.9(2/6)
3位 勝又健志(連盟) +12.9(2/6)
4位 藤崎智(連盟) ▲68.2(2/6)
※連盟=日本プロ麻雀連盟
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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