今、社会問題になっている待機児童。0~2歳児が保育所などに入れず、待機児童になった場合を想定し、東京都は予算50億円をつけてベビーシッターの補助金制度(※利用額の上限など、制度は区によって違いがある)を2018年度より開始した。ところが、利用者の少なさを受け、都は次年度の予算案で、当初1500人を想定していた利用者の見込み数を500人ほどに減らすことに。待機児童問題の“救世主”となるはずのベビーシッターは、なぜ日本で広まらないのか。
SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜21時から放送中)では、「ベビーシッター時代がキター!」をテーマに、ゲストにベビーシッターの方々が登場。自身の経験を赤裸々に語った。
▲「ウートピ」編集長の鈴木円香さん
働くアラサー女性のための情報サイト「ウートピ」編集長の鈴木円香さんは、産後1年で仕事に復帰。以来、子どもが病気をしたときや、夫婦そろって夜に予定が入ったときにベビーシッターを利用しているという。鈴木さんは、利用者とシッターが直接やりとりをして利用する「マッチング型」のサービスを使っている。
「シッターさんの住んでいる場所や、時給、もっている技能、病児OKとか、泊まりがOKなどの属性を見てマッチングする」と説明する鈴木さん。実際の利用客がシッターさんへの評価をレビューしているため、探すときの参考にもなるという。
2児の母である番組MCのSHELLYは、自分が仕事の際、母親などに子供の世話をお願いしており、子供の面倒を見てもらった分の対価は“アルバイト代”としてしっかり払っているという。SHELLYが「このシッターさんとは合わないなって感じることはある?」と聞くと、鈴木さんは「私は(シッターさんで)合わないと思ったことはない。最初はすごく怖かったけど、やってみたら、なんでもっと早く使わなかったんだろうって思った」と笑顔を見せる。
実際に、どのようなシーンでベビーシッターを利用することが多いのだろうか。保育士を経てベビーシッターを始めた古川秀幸さんは「兄弟がいるお子さんのお母さんが多い」と話す。母親が下の子どもの世話に追われているため、上の子どもと公園で遊んでほしいという依頼や、上の子の塾に親も同伴するため、下の子を見ていてほしいという依頼もあるという。
▲保育士とベビーシッターを兼業する古川秀幸さん
また、仕事の都合上、なかなかお迎えに間に合わない親も多い。ベビーシッター歴10年の渡辺寛美さんは「保育園の送り迎えを頼む人が多い」と話す。
▲ベビーシッター歴10年の渡辺寛美さん
「各家庭によりますが、ベビーシッターの主な仕事内容は、保育園のお迎えをして、子どもに食事を食べさせて、場合によってはお風呂に入れ、寝かしつけまでをします。シッターが子どもから目を離すことにつながる行為や、アレルギーの心配も出てくるため、料理や掃除は原則禁止。親が用意した食事を電子レンジであたためて、提供することは可能です」(ベビーシッター歴10年の渡辺寛美さん)
▲スマートシッターの「大学生ベビーシッター」インターンの佐々木瞳さん
一方で、スマートシッターの「大学生ベビーシッター」インターン生である佐々木瞳さんは、学童から帰ってきた小学生の子どものお世話をしている。佐々木さんは、学童に子どもを迎えに行って一緒に家に帰ったり、塾や習い事に行ったり、家で宿題を見てあげたりするという。「昨年は一緒にアサガオの観察をしていた」と話す佐々木さん。
毎日通う保育園とは違い、当日になって初めて子どもと顔を合わせることも多いシッター。子どもの心を開かせるコツはあるのだろうか。渡辺さんは「親に挨拶をしたあと、必ずお子さんにも『よろしくお願いします』って挨拶をする」「怖く見えないように、なるべう高い声で話すようにしている」と子どもと近づくためのテクニックを紹介。その上で子どもが遊びやすい“7つ道具”を持ち歩き、子どもが打ち解けてくれるような工夫している。
一方で、古川さんは保育士の経験を生かして自作のおもちゃを持参。「僕は男性で体が大きいので、子どもの目線に合うように小さくなる。無理に距離を詰めないようにして、子どもが興味を引くおもちゃで遊んでいると、子どものほうから興味を持ってきてくれる」と男性ベビーシッターならではの心がけを語った。
(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)
(ライター/小林リズム)












