キックボクシング界の“神童”である那須川天心が、あわや「失神転倒の危機」を間一髪のところで回避した。
9月16日（祝月）に行われる「RISE WORLD SERIES 2019 Final Round」でISKAムエタイ世界バンタム級王者の志朗（BeWELLキックボクシングジム）と決勝を戦う現RISE世界フェザー級王者の那須川天心（TARGET/Cygames）に思わぬ事態が発生。大きく体を仰け反らした天心だったが、あわやのところでさすがの反射神経を見せ、転倒の危機を回避した。
18日、めでたく21歳の誕生日を迎えた天心。その翌日も例外なくトレーニングに励む天心を千葉県松戸市にある「TEPPEN GYM」に訪ねると、同ジム名物の「地獄のサーキットトレーニング」が行われていた。
大量の汗を流しながらいくつものメニューを代わる代わる行うこの練習は、来るべき決戦に向け一カ月前からスタミナ強化のために行っており、天心は「一人じゃできない。皆と一緒だからできる」と仲間への感謝を口にした。
その日の練習後、どこからともなく「ハッピーバースデイ」の歌がジムに響いた。ジムの中央に置かれた大きな箱の前に立った天心。「一回蹴っていいですか？」と余裕の表情で近づいた次の瞬間、「バン」という音と共に蓋が弾け飛んだ。
大きな声を上げ、体を仰け反らせた天心は、素早く体制を立て直すと「アブねぇ、超焦った」と動揺を隠せない様子で苦笑いを浮かべたが、ジムには仲間たちの拍手と笑い声が響いていた。
(C)AbemaTV
▶映像／那須川天心に仲間が仕掛けたドッキリの全4分間
