将棋の王座戦五番勝負第1局が9月2日、神奈川県秦野市「陣屋」で午前9時から行われて、斎藤慎太郎王座(26)と永瀬拓矢叡王(26)の戦いは、62手目で千日手が成立、指し直しとなった。
初防衛を目指す斎藤王座の後手、2つ目のタイトルを目指す永瀬叡王の先手で始まった対局は、スピーディな進行から一転、昼食休憩前の2手に両者長考、約2時間を要する展開に。その後、中盤のせめぎ合いとなるところで、同一局面が4回繰り返されたことで、千日手が成立した。
終局時刻は午後3時8分で、対局は30分間の休憩を挟んだあと、同3時38分から先手・後手を入れ替えて、指し直し局が始まる。消費時間は、そのまま引き継がれる。
持ち時間は各5時間。指し直し局の先手は斎藤王座。振り駒の結果、第1局自体は永瀬叡王の先手だったため、第2局も斎藤王座の先手となる。AbemaTVでは、この対局を終了まで生放送する。
【千日手成立時の残り持ち時間】
斎藤慎太郎王座 2時間29分(消費2時間31分) 永瀬拓矢叡王 2時間14分(消費2時間46分)
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