8日から始まる大相撲秋場所(東京・両国国技館)に前頭十一枚目で臨む炎鵬(宮城野)が場所前にインタビューに応じ、9勝6敗で終え、技能賞を獲得した夏場所を「本当に苦しい場所だったが、一生忘れられない場所だった」と振り返った。
 最も印象深い一番に十四日目に勝ち越しを決めた妙義龍(境川)との取組を挙げた炎鵬は「先場所から色々とあったことを思い出しながら、こみ上げるものがあった」と昨日のことのよう。また初めて経験した横綱土俵入りについて「すごい景色だった。初日には鳥肌も立った」と話す一方、自身の取組前に一度土俵に上がれることがプラスに作用したとも明かした。