「RTDトーナメント2019」ファイナル(決勝) 5・6回戦(全6回戦)が9月8日に放送され、藤崎智(連盟)が最終6回戦でトップを取り、準優勝を勝ち取った。
対局者は起家から藤崎智(連盟)、勝又健志(連盟)、内川幸太郎(連盟)、佐々木寿人(連盟)。
藤崎が優勝するためには、トータル首位の佐々木寿人(連盟)をラスにして17万点差以上のトップが必要だった。「優勝争いという面では、見ている皆さんを盛り上げることは出来ませんでしたけれども、いい半荘に出来れば」と視聴者に意図が伝わる麻雀を心がけた。
藤崎は東2局、平和・ドラで2000点をアガった後は、我慢の展開が続いた。そして3着目で迎えたオーラス、7500点差のトップ目だった勝又をまくれば準優勝という状況下。一気通貫・チンイツ・赤・ドラ3で1万6000点をアガリ切り「まだまだ50オーバーもやるんだぞというところを見せられた」と全6戦中、ラスト2戦を連勝で締めくくった。
グループCからファイナルまで。RTD初出場ながら、いぶし銀の打ち回しでその存在感を存分に示した。「ものすごい16人の中で決勝まで来て、一応ですけど2位だったんで、自分の中では100点でいいかな」とはにかんだ。
「若手とベテランをつなぐ世代の架け橋になれたら」という目標を掲げていた藤崎にとっては、有終の美を飾る価値ある勝利となった。【福山純生(雀聖アワー)】
【ファイナル6回戦の成績】
1位 藤崎智(連盟)4万点 +60.0
2位 勝又健志(連盟)3万1500点 +11.5
3位 佐々木寿人(連盟)2万5800点 ▲14.2
4位 内川幸太郎(連盟)1万2700点 ▲47.3
【最終成績】
1位 佐々木寿人(連盟)+179.9(6/6)
2位 藤崎智(連盟)▲17.2(6/6)
3位 勝又健志(連盟)▲51.6(6/6)
4位 内川幸太郎(連盟)▲101.1(6/6)
※連盟=日本プロ麻雀連盟
◆RTDトーナメント2019 2016年から3年に渡り行われてきた「RTDリーグ」から、トーナメント方式に変更。昨年行われた「RTDリーグ2018」の予選リーグ(WHITE・BLACK)の上位各6人、推薦枠として2人の計14人に加え、予選リーグ7位の2人と新規参戦2人の4人による入れ替え戦(サバイバルマッチ)から上位2人が本戦に進み、計16人で行われる。16人はA~Dの4グループに分かれ、半荘4回戦で対戦。トータル2位が準々決勝A(上位3人が準決勝進出)、同3位が準々決勝B(上位1人が準決勝進出)へ、同1位は準決勝(上位4人が決勝進出)に進む。主なルールは一発・裏ドラ・赤(各種1枚)あり、全自動卓による自動配牌のMリーグルール。
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