偶然の出会いで自動車整備士からボートレーサーへ 佐藤博亮は愛する家族のために「レースを楽しむ」
【映像】ABEMAでみる

 職場に現在の師匠、平本真之が訪れたことで人生が変わった。AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Friday~」9月20日放送回で特集された佐藤博亮は、自動車整備士として5年間勤務。転職を考えていたところ、偶然の出会いでボートレース世界を知った。「雰囲気が華やかで魅かれた」。第2の人生を歩むことを考えたが、佐藤には家族があった。

 「必ず選手になって帰ってくる」。三つ子の幼子がいる中、大きな決断。2度目の試験で養成所に合格した。初出走は2013年11月、ボートレース蒲郡。徐々に頭角を表すと2017年9月、ボートレース住之江にてGI初出場を果たした。「自分の中で勢いがあった。当たって砕けろの気持ちでいった」。佐藤は見事、2勝をあげる活躍を見せた。

 このままトップレーサーの仲間入りか。そう思われた矢先、佐藤は2本のフライングで長期斡旋停止。復活後も思うようなレースが出来ずに苦悩する日々が続いた。「賞金だけで生活しているので、それが稼げないと家族に迷惑をかける」。そんな状況を察したのか、幼子たちは優しく接してくれたそうだが、「逆にちょっと、辛かった」と当時を振り返る。

 「絶対にA1級に上がってやる」。愛する家族のために努力を重ねて、遂にA1級復帰。「スタートを安定させられれば勝負ができる」と、確かな成長を感じた。目標は、記念レースで活躍してのSG出場、そして優勝。「先輩方は上の舞台で活躍されている。一緒に頑張りたい」。自らを鼓舞した佐藤は、「スタート事故でレースに参加できないことが辛かった」「復帰後は勝てなかったが、楽しかった。このままレースを楽しんでほしい」と未来の自分にメッセージを送った。

(C)AbemaTV

▶【映像】佐藤博亮、自動車整備士から転身

自動車整備士からボートレーサーに
自動車整備士からボートレーサーに
佐藤博亮のレーサー人生

▶【映像】生涯賞金22億円超えの元超一流ボートレーサー・植木「フライングの景色がある」

超一流レーサーが語る世界
超一流レーサーが語る世界
0.1秒の違いを感じる超感覚