将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦が9月21日に行われ、豊島将之名人(王位、29)と三浦弘行九段(45)が、現在対局中だ。
JT プロ公式戦は、前年優勝者、タイトルホルダー、前年度の賞金ランキング上位者など、選ばれし12人で争われる。いわば棋界の“トップ12”が集うトーナメント戦だ。持ち時間各10分・切れたら1手30秒未満・考慮時間各5分という、数ある公式戦の中でも超早指し棋戦として知られている。
豊島名人は昨年度、初タイトルを獲得すると、一気に三冠まで獲得。棋聖位は失ったものの、竜王戦では挑戦権を獲得するなど、史上4人目の「竜王・名人」誕生のチャンスを得ている。タイトル戦をはじめ、トップ棋士との対局が続く中、高勝率をキープしており、渡辺明三冠(35)と並んで、将棋界の最高峰に君臨している。対する三浦九段も、竜王戦1組は11期、順位戦A級は18期と、最上位クラスの常連棋士。1回戦では、初登場となった藤井聡太七段(17)に勝利した。
振り駒の結果、先手は三浦九段。勝者は準決勝で渡辺三冠(JT杯覇者)と対戦する。AbemaTVでは、JTプロ公式戦の全局を独占で生放送する。
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