優勝を争う前頭八枚目の隠岐の海(八角)が、小結・遠藤(追手風)を寄り切って3敗を守った。
二転三転の激しい攻防が目立つ取組だった。最後はもろ差しの遠藤が寄り切るかと思われたが、優勝のために負けられない隠岐の海が右からの決死の小手投げで応戦。両者が土俵上に転がった。
軍配は隠岐の海に上がったが、どうやら負けを覚悟していた様子の本人は一礼をすると土俵下へ。しかし、その途中で行司に呼び止められると、今度は勝ち名乗りを受けるべく蹲踞(そんきょ)の型を取ろうとしていた遠藤が異変に気づき、土俵を下りる事態に。
この瞬間、場内は騒然。AbemaTVで解説を務めた元幕内・北桜の式秀親方はVTRを何度も確認したがハッキリとわからず「遠藤の体が飛んでいたので、流れでは隠岐の海の勝ちかなとは思いましたが、見る角度によっては全く異なりますからね」と話すにとどめた。一時は審判を務めていた式秀親方ですら「う~ん」と唸るしかできなかったことが、この一番の激しさと行司裁きの難しさを物語っていた。
(C)AbemaTV
【中継映像】勝った隠岐の海も「えっ!?」 場内騒然
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