モデルとしても活躍している岡田紗佳(連盟)が10月1日、KADOKAWAサクラナイツの選手としてMリーグにデビューする。昨年電撃プロ入り宣言で話題となった萩原聖人(連盟)に次いで、芸能界から誕生した2人目のMリーガーとなる。
岡田は2017年に日本プロ麻雀連盟にプロ入り。デビュー当時から麻雀番組にも多数出演してきた。特に2018年9月に放映されたフジテレビ番組「芸能界麻雀最強位決定戦THEわれめDEポン」では、1995年から放送スタート以来、番組史上初となる役満、九蓮宝橙をアガり、そのスター性は各メディアでも報じられた。
Mリーグは麻雀のプロスポーツ化を目指し、全チームスポーツウエアを着用して対局する。KADOKAWAサクラナイツのユニフォームには、岡田の意見も取り入れられている。「スポーツで可愛いユニフォームといえばイメージはテニス。色合いを見たら意外とチアガールっぽくなったんですけど(笑)。実はピンク色は、小さい時は好きな色だったんですが、大人になっていくにつれて遠ざかっていた色ではあったんです。でも今回サクラナイツのメンバーになったことで、もう一度ピンクを好きになりました」と頬を赤らめた。
ユニフォームの背中にはKADOKAWAのロゴマークでもある鳳凰がプリントされ、まさに企業を背負って戦うことになった。「モデルの仕事でずっとブランドのファッションショーも企業を背負っているようなもの」という岡田は17歳の時からステージに立ってきた。いわばその道のプロフェッショナルだ。
Mリーグ初年度はパブリックビューイングで観戦するなど間近で試合を見てきた。「私の大先輩たちでも緊張するなら、私も絶対緊張する」と開幕に合わせた稽古では、普段通りに打てるようメンタルトレーニングを重ねている。
チームメンバーは内川幸太郎(連盟)と沢崎誠(連盟)。「3人全員カラーが全然違いますね。沢崎さんは常人では出来ないような麻雀を打ちますし、どっちかというと攻め寄り。内川さんも攻め寄りで、私はどっちかというと守備寄り」と麻雀に関してはカラフルな布陣となった。
Mリーグ全8チーム29選手中、25歳の岡田は最年少Mリーガーとなる。「最年少だからこそ、うまく打とうとせずにしっかり腕を振っていきたい。どうせ経験も雀力も最低辺だと思うので、格好つけずに、やれるかぎりのことをやっていく」と正攻法で勝負する。
「もう一度好きになった」というこだわりのピンクのユニフォームに身を包み、麻雀でもスポットライトを浴びるために、戦いのステージへ歩み出す。【福山純生(雀聖アワー)】
◆岡田紗佳(おかだ・さやか) 1994年2月19日、東京都生まれ、O型。アーティストハウス・ピラミッド所属。ファッションモデル。日本プロ麻雀連盟所属。
◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(C)AbemaTV





