2度目の優勝を決めた関脇・御嶽海(出羽海)が、優勝力士インタビューで期待されてきた大関取りに「十一月場所で決めたいと思います」と堂々と宣言した。秋場所は12勝3敗でライバルでもある関脇・貴景勝(千賀ノ浦)と優勝決定戦。豪快に寄り切りで下し、自身2度目の優勝を果たした。先場所の9勝6敗と合わせて、2場所で21勝を記録。昇進目安とされる「三役で3場所合計33勝以上」に対し、残り12勝となったが、今場所の優勝は大きなインパクトを与えるかたちとなった。インタビューは以下のとおり。
-素晴らしい2勝で優勝を決めました。気分はどうですか。
最高です。
-前回、賜杯を抱いた時と今回、何か違いはありますか。
重かったです、はい。まあ…去年の名古屋は、まぐれで優勝できて、今回はしっかり目標に向かってやってこれたので、それが実ってよかったです。
-優勝するには決定戦しかありませんでした。どんな気持ちで今日を迎えましたか。
いや…いろんな人の顔が浮かんで、朝起きて、みんなが優勝の準備をしていたんで、もう優勝するしかないのかなという思いにさせられました。
-そのプレッシャーの中でまずは本割、遠藤戦。決して分のよくない相手でしたが、どんな気持ちで土俵に上がったんでしょう。
何が何でも勝つという気持ちで、前に出ようという気持ちでやりました。
-(貴景勝との)決定戦は、自身初めて、関脇同士、いろいろな思いがあったと思いますが、今場所負けている相手でもありました。
足が結構すくんでいたんで、ちょっと大丈夫かなと思ったんですが、みなさんの拍手を聞いた時に優勝するぞっていう気持ちになりました。
-今場所は(2横綱など)上位が休場する中、関脇として責任がありました。そのあたりどういう思いで土俵に上がっていたんでしょう。
上がいない分、自分たち、貴景勝関もそうです。関脇で盛り上げていこうという気持ちでやりました。
-その中で優勝争いは「興味がない」と終盤までおっしゃっていました。いつぐらいから優勝を意識し始めましたか。
決定戦ぐらいです(笑)
-今場所、目標を10勝にあげました。結果、12勝を挙げました。それについてはどう思いましたか。
やればできるんだなと思いました(笑)
-これで少なくとも今場所、(大関取りの)起点になる場所になりました。来場所に向けての抱負をお願いします。
(ファンから大関!大関!と声が飛ぶ)
そろそろみなさんの期待に応えられるように、十一月場所で決めたいと思います。
-最後に、連日声援の送ってくれたファン、そして何より今日はお母様もお見えです。いい親孝行ができました。
そうですね(笑)どこかにいるかなあ。(投げキッス)いや、ありがとうございます!
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