元横綱・若乃花の花田虎上が、大相撲・秋場所で2度目の優勝を飾った関脇・御嶽海(出羽海)について、優勝インタビューがした投げキッスに「かわいらしいですね。時代が変わりました」と笑った。
御嶽海は12勝3敗の成績で、関脇・貴景勝(千賀ノ浦)と並ぶと、優勝決定戦では豪快な寄り切りで勝ち、見事に2度目の優勝。2横綱1大関が休場と、上位不在の場所を盛り上げ、さらには自身が目標とする大関取りの足がかりともなる、大きな優勝を成し遂げた。
本割の遠藤戦、優勝決定戦の貴景勝戦、2つの快勝も高く評価した花田だったが、この日もっとも反応が大きかったのは、優勝力士インタビューだ。気分を聞かれれば「最高です」、優勝を意識したのは「決定戦ぐらい」と、12勝には「やればできるんだと思いました(笑)」と、力士というよりは若者らしい受け答えで、度々館内の笑いを誘うと、最後にアナウンサーから母親が応援に駆けつけていたことを問われると「どこかにいるかなあ」と見渡した。さらに、見つけた後、母親に向かって投げキッス。照れもあったのか「いや、ありがとうございます」とはにかんだ。
この一連の様子を見届けた花田は、AbemaTVの中継内で「優勝インタビューもかわいらしいですね。時代が変わりました。お母さんって言って(投げキッス)できるんですから(笑)」と目を細めると、続けて「僕らの時代では考えられないです。新しい時代、相撲とともに変わりつつあるんですかね」と、終始笑顔で振り返った。また、ゲスト出演していた好角家の高須克弥院長も「お相撲さんが投げキッスをするの、初めて見ました」と笑っていた。
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