“見る雀”出身ママ雀士・瑞原明奈、ネット麻雀・天鳳で腕磨き夢の舞台へ「身が引き締まる思い」/麻雀・Mリーグ
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 7月8日に行われたドラフト会議でU-NEXT Piratesから指名された瑞原明奈(最高位戦)は、4歳の娘と0歳の息子を育てるママ雀士だ。「腹を括ったというか、日に日にちょっとずつ気持ちの準備が出来てきています」とユニフォームに袖を通し「身が引き締まる思い」と微笑んだ。

 瑞原が麻雀を始めたのは今から11年前。「たまたまMONDO TVの麻雀番組を見ていたら、どっぷりハマっちゃった」と対局番組を見るだけの麻雀ファン「見る雀」だった。

 「アガリの形がそろった時の美しさが好きで見始めて、だんだん役も覚えて、ルールも覚えて、実際に打っているプロの方のことも覚えてきて。そうしたら物語性が見えてきて」と打ち手の判断で相手の選択が変わったり、結果が変わったりするのがすごく面白いと、毎日何時間も見るだけの期間が3年ほどあった。結婚し、仕事を辞めて主婦になってからも、麻雀番組を見ては、ネット麻雀に没頭する日々を過ごしていた。

 「主婦という名のニートだった」と自称する瑞原はある日、竹書房のネット配信麻雀番組で生徒役を募集していることを知った。「旦那さんが、家にいるぐらいなら行ってこいと言ってくれて」と背中を押され、面接だけでもと行ってみたら出演が決まった。その後、番組企画で麻雀最強戦や最高位戦ペアマッチに出場したり、プロに麻雀を教えてもらったりしているうちに、競技麻雀に興味を持ちプロ入りしたという経歴を持つ。

 プロ入り1年目からオンライン対戦麻雀ゲーム「天鳳」を本格的に始め、ゲーム内では高段者と目される八~九段の腕前となった。育児休暇のため公式対局は決して多くはないが、天鳳で日々腕を磨き、麻雀歴が短いながらも、あっという間に夢のMリーガーとなったのだ。

 U-NEXT Piratesには小林剛(麻将連合)、朝倉康心(最高位戦)、石橋伸洋(最高位戦)と3人の歴代天鳳名人位が居並ぶまさに最適な環境。「最近はいろんな人生経験で、どんどん肝が据わってきた(笑)。プレッシャーで普段自分が出来ることが出来なくなったりすることだけは嫌なので、自分の出来るベストパフォーマンスが出来るかどうかの戦い」と見る側から見せる側に立場が変わった。

 子育てとの両立は、本人はもとより周りの協力なくしては成り立たない。「娘は麻雀をわかってはいないとは思うんですけど、頑張れ頑張れって応援してくれています」と子供達のためにも、視聴者のためにも新しい物語を紡ぎ出していく。

 瑞原の加入でチーム力を増したU-NEXT Piratesは、9月30日に開幕戦を迎える。【福山純生(雀聖アワー)】

◆瑞原明奈(みずはら・あきな)1986年11月19日、長崎県生まれ。O型。最高位戦日本プロ麻雀協会所属。オンライン麻雀「天鳳」八~九段。

Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

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