今年は決める“女神パンチ” 雪辱に燃える高宮まり、開幕前からファイティングポーズ/麻雀・Mリーグ
【映像】ABEMAでみる

 シリーズ累計延べ1000万人超がプレーしているオンライン対戦ゲームKONAMI麻雀格闘倶楽部の投票選抜戦においても、2014年から人気ランキング首位をキープしている高宮まり(連盟)。強豪ぞろいのMリーグでも、男性ファンからだけではなく、女性ファンからもトップクラスの人気を誇っている。

 昨シーズンはレギュラーシーズン16試合に出場。個人スコア▲273.9で21人中19位と苦しんだ。レギュラーシーズン初トップは2018年11月8日、誕生日の日だったが「自分の中では戦った手応えは感じられなかった」という。そんな高宮が確実に手応えを感じたのは、2019年1月17日、連投を志願した試合だった。「初戦はラスでその後、自分から連投しますと言いました。戦う気持ちを取り戻せた実感があった」とトップではなく2着だった試合を節目として挙げた。

 精神的にもきつかった時期の支えは、ファンの存在だった。「コナミは最下位だった時期も長かったんですが、そんな時でもファンの方たちが諦めていなかったんです。みんな戦って負ける分には納得してくれるというか、心が広い。長い間、温かく応援してくれていたので、本当に支えになっていました」と声援に励まされ、高宮はファイティングスピリットを取り戻した。

 迎えたファイナルシーズンでは、6戦に出場し1着1回、2着3回、3着1回、4着1回。「結果はどうなるにせよ、自分でしっかり考えて自分で戦わなくてはいけない」と+37.1で個人スコア12人中4位という数字を残した。

 チームのプレイングマネージャーを務めた前原雄大(連盟)も「昨シーズンで一番我慢強かったのは高宮だった。選ばれた以上、選手として出たいのは当たり前だけど、チーム事情がそれをなかなか許さないところもあった。でも愚痴をまったく言わない。ただそれで団結力は高まった。本当に我慢強かった」と互いの立場も思いも理解し合っていた。

 今期からは自身を“漬物”と自称する藤崎智(連盟)が加入した。「漬物って謙遜がすごいですね(笑)。漬物じゃなくて、ご飯じゃないですかね(笑)。パンチを中和するというか、いい具合にまとまりを出してくれる気がします。KONAMI麻雀格闘倶楽部自体、(ファンの方からは)ファミリーみたいと言ってもらっているんですけど。前原さんがお父さんで、佐々木さん(佐々木寿人)が兄貴と考えた時に、藤崎さんは何回考えても親戚のおじさん(笑)」とチーム内ではすでに中和されている。

 KADOKAWAサクラナイツの加入もあり、新規参戦選手は藤崎を含め8名。そのうち女流プロは5名増え計10名となったので、女流プロ同士の戦いもありうる。「相手が誰であれ、私はとにかく自分のファイティングスタイルを崩さないで戦いたい」と攻めの姿勢を貫く覚悟は出来ている。

 KONAMI麻雀格闘倶楽部の開幕戦は10月1日。赤坂ドリブンズ、EX風林火山、KADOKAWAサクラナイツとの対戦が決定している。身長152センチと小柄な体ながらも強い心と、頼もしいファミリーに支えられ、今期こそ強烈かつキュートな“女神パンチ”を決める。【福山純生(雀聖アワー)】

◆高宮まり(たかみや・まり)1988年11月8日、茨城県生まれ。O型。日本プロ麻雀連盟所属。主な獲得タイトルは第11回女流モンド杯、第8期夕刊フジ杯争奪・麻雀女王決定戦(個人戦)、第一回女流プロ日本シリーズ、地方リーグチャンピオンシップ2019他。DVD「高宮まり 女神降臨」他。

Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

▶ついに開幕 大和証券 Mリーグ2019 開幕式&開幕戦 9/30(月)17:30~

Mリーグ2019 開幕式&開幕戦
Mリーグ2019 開幕式&開幕戦
大和証券Mリーグ2019、ついに開幕

▶開幕直前「熱闘!Mリーグ」 9/29(日)22:00~

熱闘!Mリーグ
熱闘!Mリーグ
10月からは地上波進出決定

ABEMAを大画面で楽しもう

ハイセンス 50V型
ハイセンス 50V型
ネット動画対応 Amazon.co.jp限定
Amazon
シャープ 55V型
シャープ 55V型
AQUOS 4K 液晶テレビ
Amazon