「私は食卓の漬物」究極の脇役・藤崎智がMリーグ見参 “麻雀忍者”ぶり発揮なるか/麻雀・Mリーグ
【映像】ABEMAでみる

 藤崎智(連盟)は昨年もドラフト指名が有力視されていた。しかし夏頃に体調を崩し長期入院を余儀なくされ、ドラフト会議を病院のベットの上で見ていた。そのため「気にかけてくれたファンの方達に恩返し出来たら」という強い思いがある。

 所属チームはKONAMI麻雀格闘倶楽部。佐々木寿人(連盟)、高宮まり(連盟)、前原雄大(連盟)というド派手な攻撃麻雀を信条とするチームに、“麻雀忍者”とも称される受けのスペシャリストが加入したことで、チームが誇る攻撃力をより発揮しやすい環境が整った。

 実際、Mリーグの前哨戦とも目されていたRTDトーナメント2019においても、藤崎は初出場ながらグループ予選、セミファイナル、ファイナルとオール2着で準優勝。まさに異名どおりの活躍ぶりを見せた。

 1997年にプロ入りしてから22年。ネクタイをしないで対局するのは初めてとなる。「うちは佐々木寿人がいっぱい稼いできますんで、それを減らさないだけの役目の人も必要」と己の役割をチームの楔(くさび)と位置付けた。そして「みなさんの食卓で言うと、漬物が一個増えた感じと思って頂ければいい」と自身の存在を主食ではなく香の物に例え、はにかんだ。

 藤崎はMリーグの未来、さらには麻雀界の未来をも見据えている。「(自分が)Mリーグでそれほど長く活躍するとも思っていません。Mリーグの歴史の最初の何ページかにちょろっと出てくる程度。ただキレイな形で後輩には繋いでいかないと」と自身が若手とベテランをつなぐ世代の架け橋になろうと考えている。

 だからこそ、藤崎ならではの流儀がある。「高度な戦術を取られる選手がMリーグには多いとは思うので、そんな中で自分はシンプルに打っていきます。それこそアガリたいです。勝ちたいです。トップ取りたいですという麻雀を打ちます。僕だけじゃなくチームもシンプルな麻雀を打っていくので」と視聴者に打牌の意図が伝わりやすい麻雀を打っていくことを宣言。

 KONAMI麻雀格闘倶楽部の初戦は10月1日。漬物と自称する究極の脇役。噛めば噛むほど味わい深い“麻雀忍者”が、いよいよMリーグに見参する。【福山純生(雀聖アワー)】

◆藤崎智(ふじさき・さとし)1968年1月25日、秋田県生まれ、O型。日本プロ麻雀連盟所属。第30期鳳凰位、第16・33・34期十段位、第3・5・6回日本オープン他。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

▶ついに開幕 大和証券 Mリーグ2019 開幕式&開幕戦 9/30(月)17:30~

Mリーグ2019 開幕式&開幕戦
Mリーグ2019 開幕式&開幕戦
大和証券Mリーグ2019

▶開幕直前「熱闘!Mリーグ」 9/29(日)22:00~

熱闘!Mリーグ
熱闘!Mリーグ
10月から地上波進出決定
Mリーグ 配信情報まとめ
Mリーグ 配信情報まとめ

■Pick Up
キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
【裏話』『インフォーマ』演者たちが語るタイでの撮影秘話