園田賢が笑顔で企む野望 盛り上がらないほど「圧倒的な首位という勝ち方で」連覇宣言/麻雀・Mリーグ
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 どのスポーツ界においても、圧倒的な力を誇るチームが独走し優勝を果たすと盛り上がらない、という声が出る。そんな野望を抱いているのが初代王者・赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)だ。「今年はレギュラーシーズンから圧倒的に首位で抜ける、盛り上がんないよってくらい圧倒的な勝ち方をしたいというのが、野望としてあります」。人柄よく笑顔混じりに語っていたが、9月30日から開幕するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で、園田が目指す内容は、絶対強者として君臨することを狙う恐ろしいものだった。

 村上淳(最高位戦)、鈴木たろう(協会)と、実力派のアラフォー男性で構成されたチームは、昨年の開幕前から優勝候補に挙げられていた。レギュラーシーズンこそ、薄氷を踏む思いでぎりぎり4位でファイナルシリーズ進出を決めたが、ファイナルでは溜め込んだ力と運が爆発。一気に3チームを抜き去り、逆転で初代王者に輝いた。「僕はTwitterのフォロワー数が10倍くらいになりましたね。街中でも声をかけていただいて」。21選手の中でも、実力はありながら無名に等しかった園田が、Mリーガーの中でも最も優勝の効果を体感したと言える。

 今期から紅一点で丸山奏子(最高位戦)が加入し、それまでのアラフォー男性チームというイメージは変わりつつあるが、昨年については園田自身が「だいぶヒール的な感じもありましたよね」と頭をかいた。俳優でもあるTEAM雷電・萩原聖人(連盟)や、モデルのKADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)のように、芸能界で活躍しているわけでもなく、華があるということでもない。だからこそ「一番は強さ」と、徹底的に麻雀の成績にこだわる。

 麻雀において、魅せて勝つ、楽しませて勝つ、なんていうエンタメ要素はまるで頭にない。とにかく麻雀を極めようとしている。「連覇を目指すのは大前提です。麻雀の限界に挑戦したいんですよ」。それが冒頭の「盛り上がらないくらい圧倒的な勝ち方」につながってくる。昨年、優勝を勝ち取ったチームの戦い方も、徹底的に期待値を追いかけるといったストイックなもので、それは新加入の丸山にも叩き込まれている。

 初心者でも最低限のルールさえ覚えれば、運次第でプロにも勝てるのが麻雀の楽しみの一つ。ただ、園田をはじめ、赤坂ドリブンズが見せようとしているのは、麻雀という頭脳スポーツの極限まで研ぎ、その刃の切れ味で何を表現できるのかというもの。そんな職人技が見事に披露されることになれば、Mリーグはまた違った視点から盛り上がる。

◆園田賢(そのだ・けん)1980年11月25日、兵庫県生まれ。A型。最高位戦日本プロ麻雀協会所属。主な獲得タイトルはMリーグ2018初代王者、The ALL Star League2017、麻雀駅伝2018他。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

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