“ゼウス”鈴木たろうが描く10年後の自分 1半荘あたり「アベレージ8ポイント勝ちたい」/麻雀・Mリーグ
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 半荘1回につき平均で8ポイント勝つ。この数字の重大さが伝わるようになれば、それがプロ雀士、Mリーガーのすごさがより分かるだろう。そういう目標を“ゼウス”の異名を持つ赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)は掲げている。「チームとしては10年後に、1半荘あたり、アベレージで5ポイント、個人としては8ポイント勝ちたいですね。それに向けての2年目かなという気持ちです」。微笑みながら語った中に、ゼウスのすごみを感じさせた。

 9月30日から開幕するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」。全員が初めての経験だった2018シーズンは、鈴木、園田賢(最高位戦)、村上淳(最高位戦)の赤坂ドリブンズが、レギュラーシーズン4位から逆転で、初代王者に輝いた。「個人やチームとしては、最高のシーズンだったかと思います。自分は普段あんまり麻雀番組とか見ないんですけど、Mリーグを見てると、麻雀っておもしろいなって。見る楽しさを感じた1年でした」と、プレイヤーとしても視聴者としても、Mリーグを満喫した。

 連覇を狙う2019シーズンは、当然各チームからきついマークを受けることになる。研究対象にされることについて「うちのチームのアドバンテージがなくなってくるんだな」とは思いつつ、日頃から研究する麻雀に対しての自信は揺るがない。むしろ新加入の丸山奏子(最高位戦)にいろいろと指導することで、新たな気づきもあったという。「普段思っていることを、言葉で伝えることによって、考えが見直されるんですよね。麻雀は正確な情報を、アナログな感覚で処理するゲーム。知識も経験も必要だと思っています」と、“ゼウスの選択”とも呼ばれる独特の思考を整理するきっかけにもなった。

 麻雀に関する全ての情報を余すところなく考えようと心掛ける鈴木が出した1半荘あたり+8ポイントという数字。シンプルに言えば、戦うごとにプラスが積み重なっていく。10戦で80ポイント。20戦で160ポイント。各プロ団体にあるリーグ戦で、このペースで勝てるなら、全てのタイトルをいずれ取ってしまう、そんな数字でもある。Mリーグに置き換えれば、シーズン中に25戦して+200ポイントとなれば、個人トップ5には入るだろう好成績だ(昨年は個人5位が+144.4)。「麻雀はプレイヤーが最高の技術、最適な戦略をすれば、自然とドラマが生まれて、めちゃめちゃ興奮するゲームだと思います。その技術を最大限発揮するのが使命だと思っています」と、今期も知略の限りを尽くす。果たして、来年の春、鈴木が出した年目の平均スコアは+8ポイントより上か、下か。

◆鈴木たろう(すずき・たろう)1973年10月4日、茨城県生まれ。B型。日本プロ麻雀協会所属。主な獲得タイトルは第15期最強位、第9・11・12・13期雀王、第8回野口恭一郎賞、第10回BIG1CUP、第10回オータムチャンピオンシップ、Mリーグ2018初代王者他多数。著書は「迷わず強くなる麻雀」。

◆Mリーグ 2018年に発足。同年10月から7チームによるリーグ戦を行い、初代王者の赤坂ドリブンズが優勝賞金5000万円を獲得した。2019シーズンから新たにKADOKAWAサクラナイツが加入し、全8チームによるリーグ戦に。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合を行う。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。

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