これが人生。ギャンブルにハマり続ける男のひと言には、妙に説得力があった。ギャンブル全般に精通する、お笑い芸人・平成ノブシコブシの徳井健太。9月28日生放送、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Saturday~」でも豊富な知識で共演者のMリーガー女流雀士・黒沢咲はもとより、元一流レーサーにして現ボートレースアンバサダーの植木通彦をもうならせていた。
その甲斐もあってか、黒沢は番組指定レースを幾度となく的中。手持ちのポイントをコツコツと加算していく一方、肝心の徳井はことごとく買い目を外していた。「予想外のことが起きている」。頭を抱えたが徳井だったが、それもそのはず。当番組は与えられたポイントをいかにして増やせるかが重要で、歴代上位6人は年末特番への出場権利を得られる。徳井は現在10位で、上位はパチンコライターなどのボートレース初心者が占めている。どうにか上位に食い込みたい徳井は、ラストで大穴狙いを余儀なくされたのだった。
同じく上位入賞を狙う黒沢は、本命にドカン。これを見た植木が「ポイントを持ってると持っていないとで、こうも違うのか」と対照的な2人に興味を示すと、徳井は「これがギャンブルの見所。人生にはギャンブルが出る」と持論を展開した。「健康と一緒で、ずっとお酒を飲んで(体に)悪い食べ物を食べてきたから具合が悪くなったというのが、今の俺」。ポイントが少ないのは暴飲暴食の弊害と分析し、「でも、いきなり完治する薬ができるかもしれない。それを買う」というのが現状なのだそうだ。
とはいえ、現実はそんなに甘いものではない。徳井の買い目は早々に失速する一方、厚く張った黒沢の本命は見事に的中して歴代6位に入賞。徳井は「さすが。盛り上げてくれましたね」と素直に感心して黒沢を称えていた。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)