大和証券Mリーグ2019・2回戦が9月30日に行われ、チームカラーである黄色と黒のフェイスペインティングで登場したTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が今期初勝利を挙げた。
対局者は起家から茅森早香(最高位戦)、朝倉康心(最高位戦)、黒沢咲(連盟)、多井隆晴(RMU)。
常にメンゼン高打点を追求し、Mリーグ2018で旋風を巻き起こした“セレブ打法”は今期も健在だった。東1局、親番・朝倉からの先制リーチに追っかけリーチで真っ向勝負を挑んだ黒沢は、リーチ・ドラ3で8000点(+1000点)と初アガリを満貫に仕上げた。だが黒沢にしてみれば満貫は“前菜”のようなもの。
迎えた親番・東3局、今度は多井から先制リーチを受けながらも終盤に満貫確定のテンパイを入れ、リーチ・平和・イーペーコー・赤2・ドラに仕上げ、メインディッシュ級の1万8000点(+1000点)を加点した。
そして東4局1本場では朝倉から7巡目リーチを受けながらも「いい感じでアガれていたんで、グイグイ押した」とヤミテンで無スジを4枚勝負。13巡目に5枚目となる無スジの四万を持ってきた時点で一旦は回ることを選択したが、回りながらも再びテンパイを入れ、16巡目に切れなかった4万をツモ。ツモ・ドラで2000点(+300点、供託1000点)を加点し、そのまま逃げ切ってトップをゲット。
赤牌たちが使ってくださいと言わんばかりに寄ってくる強運、さらには回っているうちにツモアガってしまうなど、“セレブ”らしさ全開で、昨年個人スコアトップの多井を含めて強敵たちを撃破した。
勝利者インタビューでは「やっと良い御縁に恵まれて、結婚することができました」とトップを取ったら報告すると決めていた結婚を宣言。いつも応援してくれている伴侶に感謝の気持ちを伝えると、視聴者からも祝福コメントが押し寄せた。
TEAM雷電は1戦目に先発した萩原聖人が2着、2戦目で黒沢がトップ。初日に連対し+75.1と好発進を決め「雷電の麻雀は今年も面白いんです!」と黒沢の表情には満面の笑顔が咲いた。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)4万1300点/+61.3
2着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)2万7600点/+7.6
3着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)1万9400点/▲20.6
4着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)1万1700点/▲48.3
【9月30日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +79.9(2/90)
2位 TEAM雷電 +75.1(2/90)
3位 赤坂ドリブンズ 0.0(0/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 0.0(0/90)
3位 EX風林火山 0.0(0/90)
3位 サクラナイツ 0.0(0/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲65.4(2/90)
8位 渋谷ABEMAS ▲89.6(2/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)




