全国No.1の“小学生プログラマー”に6年生の澁谷知希くん、病院の待合室で着想得たアプリ開発
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 全国No.1の小学生プログラマーを決める大会「Tech Kids Grand Prix 2019」の決勝が先月23日に開催され、10人のファイナリストが自身の開発したアプリ・ゲームを披露した。

 「Tech Kids Grand Prix」は、民間のIT企業など21団体が小学生プログラマーを応援する取り組みとして実施するプログラミング大会。小学生が独自に開発したアプリやゲームを「PRODUCT(作品)」「VISION(世界観)」「PRESENTATION(発信力)」の観点から審査する。2回目の開催となる今年は1422件がエントリーし、1次・2次審査を経てファイナリスト10人が決勝に進んだ。

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 持ち時間5分の中で、開発したアプリ・ゲームの紹介となぜ自分はそれを作ったのか、実現したいことは何なのかなど、大人顔負けのプレゼンテーションをする小学生たち。

 見事グランプリに輝いたのは、小学6年生の澁谷知希くん。開発したのは、兄弟姉妹ごとに健康状況を記録できるアプリ『Famik(ファミック)』で、病院の待合室で着想を得たという。審査員を務めたアドビシステムズの三好航一郎さんは「課題の発見から形にし、プレゼンまでしっかり構成している。準備を重ね、ブラッシュアップして完成度を高めてきた証拠。“常にアップデートしていく”という絶え間ない姿勢が大きな評価につながった」と説明する。

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 準グランプリは、昨年の第1回大会で優勝した小学6年生の宮城采生くん。今年開発したのは、敵キャラから逃げながら足し算引き算で進む「算数」×「迷路」ゲーム『マスメロ』で、ゲームの難易度調整や視認性が高いシンプルなデザインなどが評価された。

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 第3位は、小学5年生の森谷頼安くん。ドローンを紛失してしまった経験から、ドローンの操作練習を目的としたシミュレーター『DRONE SIMULATOR 3D』を開発。自身の失敗経験から問題を解決するまでの姿勢などが評価された。

 小学校では2020年から「プログラミング教育」が必修化される。しかし、文科省の学習指導要領では「プログラミング的思考を学ぶことが目的」となっており、実際にはパソコン等でプログラミングを学べる環境が整っている学校は極めて限られているのが現状だ。

 果たして、この中から“日本のザッカーバーグ”は生まれるのか。今後の活動からも目が離せない。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

映像:決勝プレゼンの模様

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