大和証券Mリーグ2019・10月15日1回戦で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)が今期2勝目を挙げ、個人スコア部門でも29人中5位とベスト5入りした。
対局者は起家から高宮、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)。
KONAMI麻雀格闘倶楽部の今期チームスローガンは「きちんと勝って、きちんと負ける」。チーム名にもなっているオンライン対戦ゲーム・麻雀格闘倶楽部の投票選抜戦で、2014年から6年連続で首位の座をキープしている高宮が、新スローガンを体現して見せた。
東1局、高宮は親番で茅森に3900点をきちんと放銃するところからスタート。東2局では9巡目に平和をテンパイするも、ドラも赤牌もないため冷静にヤミテンとし、平和1000点をものにした。東3局では、10巡目にドラ含みのカン7筒待ちでテンパイするとリーチを即断し、リーチ・ツモ・赤・ドラ・裏ドラで8000点(+1000点)に仕上げてトップ目に立った。
状況に応じてヤミテンとリーチを使い分ける高宮が圧巻の攻めを見せたのは、トップ目で迎えた南3局。11巡目にタンヤオ・ドラ2、ドラ含みのカン3索待ちでテンパイしヤミテンに構えてからだ。石橋の仕掛けにも、親番・松本のリーチに対しても一歩も引かず、ヤミテンのまま猛プッシュ。結果、流局となったが、解説の赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)も「高宮の押しが尋常じゃない」と恐れおののいた。オーラスでもファイティングポーズを崩さず、ツモ・タンヤオ・赤で4000点をアガり切って勝負あった。
勝利者インタビューで南3局の押しっぷりについて聞かれると「そんなに押していたつもりはなかったんですけど。まあテンパってますし」と笑顔。視聴者からも「可愛くて強い」「ファイトクラブのエースやん」と祝福コメントが寄せられた。
愛らしいルックスとは裏腹に、初代覇者チームの鈴木もたじろぐような超攻撃的な麻雀で、早くも昨期のレギュラーシーズンを超える2勝目。まさに「きちんと勝った」スローガン通りの勝利だった。【福山純生(雀聖アワー)】
【1回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)3万8400点/+58.3
2着 U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦)2万7900点/+7.9
3着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)1万8800点/▲21.4
4着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)1万4900点/▲45.1
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







