『サイン』『アンナチュラル』『監察医 朝顔』など、次々とドラマの舞台になっている法医学の現場。18日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、ドラマでは描かれることのない法医学者の現実に迫った。
 変死体だけでなく、病院や自宅において死亡した場合も、医師による死亡診断書がないケースなどは「異状死」と呼ばれ、検視官・医師による事件性や死因を調査する検視(検案)が行われることになっている。ここで死因が判明しなければ、監察医制度のある大都市では行政解剖が、そうでない場合は遺族の承諾のもとで法医学教室などが解剖を行う。さらに犯罪の可能性がある場合も、法医学教室などが司法解剖を行っている。2018年に検視された遺体は約17万人(交通事故などを除く)で、そのうち解剖されたのは2万344人(12%)に上る。