Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、10月22日1回戦に出場する4選手を発表した。個人スコアでトップ10のうち3人が同卓という好調選手に、百戦錬磨の大ベテランという、個性豊かな顔ぶれになった。
現在、リーグ首位を走るEX風林火山を引っ張っているのが“軍師”勝又健志(連盟)。今シーズンは昨シーズンよりも攻撃の比重を高めると宣言していたが、相変わらずの攻守のバランスの良さに、ほどよい積極性がうまく噛み合っている。個人スコア3位も納得の数字だ。これを追うのが同4位のセガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)。今期初の役満・大三元は、バラバラの配牌から驚異の手順で役満につなげたことが、周囲を驚愕させた。今回も魅惑の手順を披露するか。
涙の初勝利で注目を集めたのがKADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳(連盟)。キャリアでは劣る中、戦いの場で必死に考え、苦悩しながら戦う姿勢に、声援も日増しに増えている。声援では劣らないのが、大ベテランのKONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)。その爆発力は年齢を感じさせず、勝利を収めた後に虚空を見つめる姿は印象的だ。
【10月22日1回戦】
EX風林火山・勝又健志 個人3位 +104.6
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳 個人7位 +67.1
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大 個人20位 ▲15.2
セガサミーフェニックス・近藤誠一 個人4位 +96.1
【10月21日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 +147.4(12/90)
2位 渋谷ABEMAS +130.8(14/90)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +70.0(12/90)
4位 セガサミーフェニックス ▲2.2(12/90)
5位 TEAM雷電 ▲15.7(14/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲79.9(12/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲91.0(14/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲159.4(14/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。





