Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、10月28日1回戦に出場する4選手を発表した。KONAMI麻雀格闘倶楽部からは“魔王”の異名を持つ佐々木寿人(連盟)が登場。今期、まだ勝利を得ていないエースが、開幕から1カ月が経過しようとする中、ついに目覚めるか。
佐々木は昨期も一時スランプに陥り、個人成績でも下位に低迷していたが、ペースをつかんだ途端にみるみる成績が上昇。勝つ時は完膚なきまでにたたきのめす、超攻撃的なスタイルで最終的には個人スコア3位になった。実力は誰もが認めるだけに、相手選手からすれば、いかに魔王を眠らせたままで長く戦えるかが重要だ。
佐々木をよく知る日本プロ麻雀連盟所属の選手では、渋谷ABEMASの白鳥翔(連盟)が登場。昨期は個人最下位と苦汁をなめたが、今期は早くも2勝を挙げて、チームを引っ張る存在になっている。岡田紗佳(連盟)は新規参戦ながらラスなしと安定感も光っており、先輩雀士たちと互角以上の戦いを見せている。
昨期の苦戦から這い上がったうちの一人が、U-NEXT Piratesの石橋伸洋。今期はまだ3戦の出場ながらトップ1回、2着2回と連対率100%。前回出場時に待望の初勝利を挙げており、今夜も“黒いデジタル”の異名に沿って、卓上を黒く染め上げるか。
【10月28日1回戦】
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟) 個人10位 +49.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟) 個人27位 ▲142.3
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人6位 +68.1
U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦) 個人5位 +87.1
【10月26日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +180.3(16/90)
2位 EX風林火山 +76.9(18/90)
3位 TEAM雷電 +50.5(18/90)
4位 渋谷ABEMAS +44.6(16/90)
5位 セガサミーフェニックス +29.8(18/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲34.8(16/90)
7位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲125.4(16/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲221.9(18/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。





