大和証券Mリーグ2019、10月28日の1回戦で、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)が今期3勝目、チーム6勝目を挙げた。
開幕から1カ月で5戦3勝。勝利者インタビューで表情をほころばせた白鳥は「やりました!」と昨年の不調を吹き飛ばす完全復活を宣言した。昨年はレギュラーシーズンに26試合出場し、▲313.8で個人スコア21人中最下位。悔しい思いを味わって来ただけに、今期は本来の自分らしさを確実に取り戻した格好だ。
対局者は起家から白鳥、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、U-NEXT Pirates ・石橋伸洋(最高位戦)。
白鳥が圧巻だったのは東4局。岡田と石橋が仕掛けてくる中、11巡目にタンヤオ・平和・イーペーコー・ドラ2のテンパイを入れたが「寿人さんがいる時は攻め返しが強い選手なので、安易なリーチはなかなか打てない」とヤミテンに構えた。その後、赤5筒を引き入れ、リーチをせずとも跳満のテンパイにまで育て上げ、タンヤオ・平和・イーペーコー・赤・ドラ2で1万2000点と確実に仕留め、これが決まり手となった。
「基本的なことがしっかりやれていた」と場の状況を冷静に見極め、鳴きとヤミテンを使い分けた納得の勝利。個人スコアも+129.9にまで伸ばし、総合6位から2位に浮上した。【福山純生(雀聖アワー)】
【1回戦結果】
1着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)4万1800点/+61.8
2着 U-NEXT Pirates ・石橋伸洋(最高位戦)3万1000点/+11.0
3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)2万点/▲20.0
4着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)7200点/▲52.8
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)






