(ウォール・オブ・タケシタが完璧に決まりHARASHIMAはギブアップ)
前哨戦の段階で心を折る。DDTの新世代エース、KO-D無差別級王者の竹下幸之介はそう宣言していた。11月3日の両国国技館大会で、竹下はベテラン・HARASHIMAとタイトルマッチを行なう。KO-D無差別級とDDT EXTREME級のダブル王座戦で、まさに頂上決戦だ。
DDTを初期から支え“不動のエース”とも呼ばれるHARASHIMAは、一昨年3月に竹下に敗れ、それ以降KO-D無差別級のベルトを巻いていない。今回は復権の大チャンスだ。しかし竹下も、この2年余りでトップレスラーとしての自信をつけている。「竹下を止められるのか」が今回のテーマであり、前哨戦でHARASHIMAに差を見せると言ってのけた。タイトル戦に向けた闘いの中で竹下はHARASHIMAの腰を集中攻撃。ウォール・オブ・タケシタ(逆エビ固め)でタオル投入による勝利を収めてもいる。