Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、11月4日1回戦に出場する4選手を発表した。各チームが90試合を行うレギュラーシーズンは、先週から2カ月目に突入。まもなく各チームが全体の4分の1を消化することになる。ここまで個人スコアトップに立つKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)は、さらに加速できるか。
前回、Mリーグデビューからの連続連対が「7」で止まった沢崎だが、その実力と実績は、64歳になっても際立つばかり。新加入のチームでも、後輩2人を数字、精神的の両面でも引っ張る存在になっている。
昨期の最下位から躍進しているのがTEAM雷電。人気選手・萩原聖人(連盟)自身も、昨期まで時間がかかったが、今期は開幕から好調をキープ。昨期と同じ3選手で戦っているだけに、雪辱への思いは強い。
TEAM雷電同様に、同じメンバーなのがEX風林火山。勝又健志(連盟)は安定感のある麻雀を続けており、個人スコアはしっかりとプラス域を維持。攻守のバランスはチームカラーでもあり、大崩れしないのが特徴だ。
昨年のリーグ6位から上位進出を目指したいのはセガサミーフェニックス。茅森早香は、昨年度の平均打点トップの爆発力を持つ“天才”。涼しい顔で強気の攻めを見せた時には、一撃で戦況を打開する大物手が見られそうだ。
【11月4日1回戦】
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人16位 +28.1
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人1位 +168.9
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人19位 ▲27.6
TEAM雷電・萩原聖人(連盟) 個人10位 +52.4
【11月1日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +127.5(20/90)
2位 U-NEXT Pirates +91.6(22/90)
3位 TEAM雷電 +81.5(20/90)
4位 EX風林火山 +30.1(20/90)
5位 渋谷ABEMAS +21.1(22/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲10.4(20/90)
7位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲162.3(22/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲179.1(22/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。




