大和証券Mリーグ2019、11月4日の1・2回戦で、リーグ最年長64歳のKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が連続出場。2試合ともオーラスで着順アップを決め、チームランキング、個人スコアともに首位の座をキープした。
沢崎は開幕から7試合連続連対と、2018年度レギュラーシーズンに渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)が記録した11試合連続連対に迫る勢いだった。10月31日の1回戦で4着となり、7連対でストップしていたが「もう一度、今度は12連対を目指す」と既に気持ちを切り替えていた。
この日の1戦目は2時間超のロングゲームだったため、各チーム2戦目の選手起用にも注目が集まっていた。そんな中、沢崎とEX風林火山・勝又健志(連盟)の2選手が連続出場。解説の赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(協会)も「最高齢ですけど大丈夫ですかね」と驚きを隠さなかった。
しかし沢崎は、心配ご無用と言わんばかりに、2戦目もみなぎるパワーを見せつけた。東3局では役満・大三元をテンパイして、ファンのボルテージを上げると、オーラスではリーチ・一発・ツモ・平和・タンヤオ、満貫8000点をツモり上げ、3着目から2着目に浮上。1戦目に続きオーラスで着順アップを決めた。
沢崎と言えば、10月25日1回戦・南4局の親番。5400点持ちのラス目から、大逆転トップを取ったことは記憶に新しい。この日も“マムシ”の異名を持つ大ベテランは、最後の最後までしぶとい立ち回りを見せ、苦しい戦いの中でも個人スコア首位をキープ。その強さの理由は、無尽蔵のスタミナに支えられたオーラスの強さにありそうだ。【福山純生(雀聖アワー)】
【11月4日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +111.2(22/90)
2位 U-NEXT Pirates +91.6(22/90)
3位 セガサミーフェニックス +74.8(22/90)
4位 EX風林火山 +37.4(22/90)
5位 渋谷ABEMAS +21.1(22/90)
6位 TEAM雷電 +5.3(22/90)
7位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲162.3(22/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲179.1(22/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)





