「もしも運命の人がいるのなら~♪」
何やらポップなチューンが、試合前のロッカールームに響き渡る。
歌い手は、国内最高峰のフットサルリーグ「Fリーグ」を戦う計盛良太(かずもり・りょうた)。Fリーグ選抜の15番は、チームメートの存在をまるで無視して、大好きな西野カナを、試合前に熱唱している──。
スポーツと音楽は切っても切れない関係にある。ラグビー日本代表が大躍進を遂げる道中、地上波ではいつも、B'zの『兵、走る』が流れていた。大正製薬・リポビタンDのラグビー日本代表応援ソングとして書き下ろされた楽曲は、日本人の耳と胸に響き、ブレイブ・ブロッサムズの輝かしい栄光とリンクし続けた。