将棋の竜王戦七番勝負第3局が11月10日に2日目を迎え、兵庫県神戸市の神戸ポートピアホテルで再開した。1日目に先手の豊島将之名人(29)が封じた69手目が明かされ、広瀬章人竜王(32)の手番となった。
 同シリーズは第1、2局と竜王初挑戦の豊島名人が連勝。主導権を握った。本局に勝利すれば、初の竜王獲得とともに、史上4人目となる「竜王・名人」にも王手をかける。七番勝負での3連勝から4連敗は、過去に2例しかなく、データ上でも圧倒的な優位に立つ。