”私的視察”とする主張が波紋を呼んでいる千葉県の森田健作知事に対して、元東京都知事の舛添要一氏が苦言を呈すと同時に、一連の問題点を巡る千葉県庁の主張に真っ向から反論。さらに問題の本質も指摘した。
先月9日に上陸した台風15号、その翌日に公用車で別荘に行ったとされている行動について森田知事は、10日の午前9時に災害対策本部設置を決定し、対策本部会議に出席。その後、午後2時頃に公用車で30km以上離れた芝山町の自宅へ向かい、私用車に乗り換えると、富里市などを“私的”に視察したと説明した。その一方、視察した結果やその報告内容については「頭に残します」と発言。「何かがあった時の材料のひとつにはするが、電話番号なども含めてメモなどはしない」と話したことが問題視されている。