大和証券Mリーグ2019・11月11日の2回戦では、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)が2連勝を決め、完全復活を宣言した。
対局者は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、佐々木、EX風林火山・滝沢和典(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)と、松本と佐々木が連続出場した。
1戦目こそ2回のアガリでトップを決めた佐々木だったが、2戦目は全14局流局なしというノーガードの殴り合いの中、アガリ6回、放銃5回と、とにかく佐々木が登場する「魔王大復活祭」となった。
佐々木は東2局の親番で1万2000点をアガると、続く1本場でも12巡目に5・8筒待ちのテンパイを入れ、河に8筒が4枚切れていても「5筒は4枚あるかもしれない」とリーチを即決。これをリーチ・一発・ツモで7800点(+300点)と、佐々木らしいポジティブ思考が生んだアガリを見せた。
点棒を持っても守ることなく攻め続け、同団体で同世代のライバルでもある滝沢に東3局、南3局と2度、1万2000点を放銃するとファンも「タキヒサ対決!」「すごい打撃戦」「ノーガードの殴り合い」と大いに盛り上がった。
トップをキープしたまま迎えた南4局。「果報は寝て待て」は性に合わないとばかりに「跳満まで打てる」と先制リーチの松本に真っ向勝負。リーチ宣言牌で松本に満貫一発放銃という形で2連勝と、まさに攻撃は最大の防御なりを示す結果となった。
試合後は完全復活宣言もしたエース。この2連勝で▲149.1あったチームのマイナスポイントを▲33.4まで100ポイント以上返済し、チームを7位から6位に浮上させた。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)3万1200点/+51.2
2着 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 2万4000点/+4.0
3着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)2万2700点/▲17.3
4着 EX風林火山・滝沢和典(連盟) 2万2100点/▲37.9
【11月11日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +170.5(28/90)
2位 EX風林火山 +132.2(28/90)
3位 TEAM雷電 +93.5(26/90)
4位 セガサミーフェニックス +22.0(26/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲31.8(26/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲33.4(28/90)
7位 渋谷ABEMAS ▲132.3(28/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲220.7(26/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)






