大和証券Mリーグ2019、11月11日の2回戦で、KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)が終盤にアガリをものにして、3着目から2着目に浮上。チームも2位から首位へ返り咲き、個人スコアランキング2位の座もキープした。
しぶとい打ち筋から“マムシ”の異名を持つ沢崎は、南場に入った時点で持ち点1万2100点のラス目にいた。
試合はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)とEX風林火山・滝沢和典(連盟)が互いに大物手で殴り合う展開の中、北家だった沢崎は無駄な失点を防ぎながら、静かにその時を待っていた。
南1局で8000点(供託1000点)をツモアガった沢崎は、南3局1本場でリーチ・赤・裏ドラで5200点(+300点)を滝沢からアガって2着目に浮上。オーラスの親番を迎えると視聴者も俄然「ラス親のマムシは怖い」とざわついた。
実際、この試合でトップを決めた佐々木からも「沢崎さんが一番怖い。僕も戦わないと下手にオリて沢崎さんにマクリを食らうと最悪」と最も警戒されていた。
解説のU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)からも「得体が知れないというか、正直まだわからない」と言わしめるほど、Mリーガ29人の中でもリーグ最年長の存在感は日に日に増している。【福山純生(雀聖アワー)】
【2回戦結果】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)3万1200点/+51.2
2位 KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 2万4000点/+4.0
3位 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)2万2700点/▲17.3
4位 EX風林火山・滝沢和典(連盟) 2万2100点/▲37.9
【11月11日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +170.5(28/90)
2位 EX風林火山 +132.2(28/90)
3位 TEAM雷電 +93.5(26/90)
4位 セガサミーフェニックス +22.0(26/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲31.8(26/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲33.4(28/90)
7位 渋谷ABEMAS ▲132.3(28/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲220.7(26/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)





