Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、11月12日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、現在リーグ最下位にいる初代王者・赤坂ドリブンズの村上淳(最高位戦)。チームを一気に浮上させる快勝を手にすることができるか。
赤坂ドリブンズは昨期のチャンピオンチームとして、シーズン開幕当初から優勝候補に挙げられていた。実力十分の3人に、プロ2年目の丸山奏子(最高位戦)が加わり「育てながら勝つ」という大きなテーマを掲げている。その丸山はデビュー戦で鮮烈な大逆転勝利を挙げたが、先輩3人はまだ思うような成績を残せていない。先日、鈴木たろう(協会)が久々の勝利を手にしただけに、村上もこれに続けるか。
一方、昨期リーグ最下位と涙を飲んだTEAM雷電は今期好調。現在、リーグ3位に位置し、首位をうかがう勢いもある。黒沢咲(連盟)は、やや調子を落とし気味と見られるものの、ドラの方から寄ってくるセレブ打法が炸裂すれば、大きなトップを取る可能性は十分にある。
昨期7位からの反攻を続けているのが、現在4位のセガサミーフェニックス。魚谷侑未(連盟)は今期既に4勝、スコアでも個人4位と好調だ。5勝目を大トップで取れば、個人スコア首位に立つことも。“出世魚”が今夜も気持ちよく泳ぎきれるか。
チーム成績のアップダウンが激しいのがU-NEXT Pirates。一時は首位にも立ったが、現在は5位だ。“船長”小林剛(麻将連合)は個人6位。既に5人しかいない「ラスなし」選手でもあり、安定感が際立っている。昨期は5位でファイナル行きを逃しただけに、安定域に向けて舵が切れるか。
【11月12日1回戦】
赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦) 個人24位 ▲83.4
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人4位 +101.8
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人18位 ▲25.9
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人6位 +83.0
【11月11日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +170.5(28/90)
2位 EX風林火山 +132.2(28/90)
3位 TEAM雷電 +93.5(26/90)
4位 セガサミーフェニックス +22.0(26/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲31.8(26/90)
7位 渋谷ABEMAS ▲132.3(28/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲220.7(26/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。




