Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、11月15日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、今日が38回目のバースデーとなるEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)と、今期悲願の初勝利を目指すU-NEXT Pirates朝倉康心(最高位戦)だ。
二階堂といえば、姉・瑠美とともに美人の「二階堂姉妹」として約20年、プロ麻雀界、特に女流プロを牽引。現在、女流プロが多数になったきっかけを作った一人でもある。今期のMリーグでも女性選手が一気に増えたが、当の本人はまだ本調子ではない。守備的な麻雀から、攻撃寄りにシフト段階の麻雀が、開幕から1カ月半経過し、そろそろフィットしてくるか。
今期Mリーグで、まだ勝利がないのは、全29選手のうち朝倉を含めて3人のみ。朝倉は4戦戦い3着2回・ラス2回と、連対も取れていない。オンライン麻雀「天鳳」の頂点に2度立った男だけに、その実力は誰もが認めるところ。今期は苦しんだ後、一気に調子を上げる選手も多い傾向にあり、朝倉もその一人となれるか。
チームとして踏ん張りたいのが渋谷ABEMAS。気づけばリーグ7位まで順位を下げ、最下位の赤坂ドリブンズとも、大きな差がなくなってきている。今日でレギュラーシーズンの1/3を消化するが、ここは紅一点の日向藍子(最高位戦)の勝利で、加速をつけたいところだ。
昨期最下位から、今期は上位で安定しているのがTEAM雷電。現在はリーグ3位だ。瀬戸熊直樹(連盟)は、アガり出したら止まらないKKT(クマクマタイム)が徐々に発揮され出しており、爆発すれば他の3人を蹴散らすようなトップが見られる。
【11月15日1回戦】
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人23位 ▲62.4
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦) 個人20位 ▲33.6
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人10位 +62.7
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人28位 ▲160.6
【11月14日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +185.1(30/90)
2位 EX風林火山 +132.2(28/90)
3位 TEAM雷電 +35.4(28/90)
4位 U-NEXT Pirates +22.6(28/90)
5位 セガサミーフェニックス ▲18.0(30/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲91.1(30/90)
7位 渋谷ABEMAS ▲132.3(28/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲169.9(30/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。




