最上川舟運が盛んだった山形県戸沢村。その支流、角間沢川が流れる蔵岡地区では、氾濫による住宅への浸水被害が過去30年で7回起きていた。
自宅が川に面する斎藤秀勝さんは過去の経験から「ここは昔から水害地だから。床は1枚1枚、外れるようになっていて、いつもだったら時間があるから畳とかも上げて避難できる」と水害への備えについて説明する。
しかし去年8月、地区は斎藤さんの想定を超える大雨に見舞われる。しかも、1か月の間に2度も…。全国で相次ぐ豪雨災害。かけがえのない命を、いったい誰が守ってくれるのだろうか。