Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、11月18日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は初代王者・赤坂ドリブンズの園田賢(最高位戦)。今期早くも3分1が終了したレギュレーシーズンで、園田の“魔法”がさらに混戦を呼ぶか。
赤坂ドリブンズは昨年優勝し、今年も優勝候補に数えられていたが、現在はリーグ最下位。それでも徐々に各選手が調子を上げつつあり、その結果最下位であってもポイントは▲169.9と、大きな連続トップであれば、1日でほぼ完済まである範囲に留めている。昨年、個人スコアで首位争いもした園田は現在22位だが、この順位が上がるほど、チーム順位も浮上する。
対照的に、昨年最下位から今期は奮闘しているのがTEAM雷電。瀬戸熊直樹(連盟)、萩原聖人(連盟)が確実にプラスポイントを重ね、現在リーグ3位。開幕早々のトップから、ここ最近は苦戦が続く黒沢咲(連盟)も、トップ1回でプラス域に戻れる状況だ。
個人として昨年苦労したKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)は、リーグ2年目でついに超攻撃的麻雀が実を結び始めた。レギュラーシーズンで、昨期はわずか1勝だったが、今期はすでに2勝。この試合に限れば、トップではなく連対でも、プラス組に入れる可能性がある。
昨期から、スタイルを変えてきているのがEX風林火山の勝又健志(連盟)。昨年はチーム3人が守備的な麻雀を貫いていたが、今年はかなりアグレッシブ。勝又個人を見てもトップ4回、2着1回、ラス4回と、かなり極端な結果になっている。トップのポイントが大きいルールをしっかりと把握しながら、平均順位以上のポイントを稼いでいる。
【11月18日1回戦】
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人22位 ▲61.0
EX風林火山・勝又健志(連盟) 個人5位 +90.9
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟) 個人18位 ▲12.0
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人21位 ▲47.0
【11月15日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +185.1(30/90)
2位 EX風林火山 +145.0(30/90)
3位 TEAM雷電 +27.6(30/90)
4位 セガサミーフェニックス +18.0(30/90)
5位 U-NEXT Pirates +13.0(30/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲91.1(30/90)
7位 渋谷ABEMAS ▲127.7(30/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲169.9(30/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。




