将棋の王将戦挑戦者決定リーグ戦で、藤井聡太七段(17)が広瀬章人竜王(32)と午前10時から対局中だ。7人総当たりのリーグ戦で、4勝1敗の首位タイで並ぶ2人が“挑戦者決定戦”を行っている。勝者は、渡辺明王将(棋王、棋聖、35)と対戦。藤井七段が勝てば、最年少でのタイトル挑戦記録を更新する。
今期の王将戦挑決リーグは、藤井七段を除く6人が順位戦A級以上という、超ハイレベルな顔触れ。藤井七段は豊島将之名人(29)に敗れたものの、羽生善治九段(49)ら強豪に勝利。リーグ最終戦での“挑戦者決定戦”に漕ぎ着けた。今年度は、これまで以上にハイレベルな棋士との対局が続く中、7割を超える高勝率をキープ。日本中の注目を集めたデビュー時、さらに2年目、3年目と着実に力をつけている。
これまでの最年少タイトル挑戦記録は、屋敷伸之九段(47)が持つ17歳10カ月。藤井七段が挑戦を決めた場合は、これを5カ月更新する17歳5カ月での挑戦権獲得となる。
対局の持ち時間は各4時間で、先手は藤井七段。
(写真提供:日本将棋連盟)