株破産など“不運”続きの現K-1ウェルター級王者の久保優太が、厄を払うべく滝行に挑戦。しかし、そこには思わぬ展開が待っていた。
現在進行中の格闘スターを発掘するドキュメンタリー『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』で監督を務めるはずの久保だったが、「全ては運任せ」のスローガンとは対照的な不運続きのため、“厄介お嬢”サラが監督、自身は監督補佐を務めることになった。久保が株破産で4000万円の借金を背負ったことに始まり、選手選抜のドラフトでは2回連続のハズレくじ、ドラフト1位で選んだ選手のドクターストップによる戦線離脱、さらには練習で負傷者が続出するなど、運気は相変わらず絶不調だ。
担当スタッフまでも久保に随行したロケ後に転倒、歯を折るという事故にあったそうで、「久保の呪い?」「怨霊?」と、チーム全体を不穏な空気が包んだ。
するとサラは「滝を浴びる?」と、運気回復のために滝行を提案。全員で東京の山奥へと赴くことになった。チームを出迎えたのは落差10メートルの滝で、気温13度、水温が10度と厳しい環境のなか、1分耐えられれば上出来と言われている滝行を選手たちは1ラウンド分の3分間、見事耐えきった。
もちろん、「呪われた監督補佐」となった久保も挑戦。誰もが3分間耐えきると信じていたが、開始から40秒でまさかのギブアップ。これにはサラも「なにやってんだ、戻れ! こんなの恰好悪い!」と激怒して滝に送り返した。最後はサラも滝行に挑むと、なんと3分間耐え抜くことに成功。「みんなの声に救われました」と水を滴らせながら振り返るサラに、選手たちも「さすがボス」と驚嘆。興奮が頂点に達したサラは「サラこそ監督、優勝するぞー!」と雄叫びを上げていた。