日本労働組合総連合会(連合)が「社内ルールにおける男女差に関する調査2019」を発表した。
先日、海外メディアでも報道されたが、女性従業員に対し業務中のメガネ着用を認めていない国内企業が存在しているという(※)。それを裏付けるように、同調査の「服装や身だしなみについての決まりがあるか」の質問には57.1%が「ある」と答えていた。
※業種によっては安全上の理由で禁止している場合も
中でも最も多かったのが「髪に関する決まり」で、41.9%(男性38.9%、女性45%)の人が「ある」と回答している。具体的には「男性は黒色、女性はあまり派手ではない茶色」や「金髪や過度に派手な色は禁止」、「男性は長髪NG」などのルールがあるという。
「服装に関する決まり」については22.6%(男性25.3%、女性19.8%)が「ある」と答えていて、具体的には「男性は作業着かスーツ、女性は私服」であったり、「男性はネクタイとジャケット必須、女性はジャケット着用任意」や「制服のシャツの色が男性は水色、女性はピンク」などのルールがあるという。
同調査によると「男性はピアスをしてはならない」(36.5%)、「女性は化粧をしなければならない」(21.9%)など、性別が限定されたルールも存在しているようだ。
また「(服装や身だしなみについての)社内ルールに従わない場合どのような扱いを受けるのか」という質問には、「始末書提出」(9.8%)、「降格、減給」(5.6%)などのほか、「解雇、契約打ち切り」(5.4%)、「出勤停止」(4.7%)などの重い処罰を科す企業があることも明らかとなった。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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