11月24日に横浜アリーナで開催される"K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜"「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり~」で、K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級王者で“日本人無敗の王者であるジョーダン・ピケオーと対戦する近藤魁成。今後のキャリアを左右する大一番を前に、元K-1 WORLD MAX世界王者のレジェンド魔裟斗が新宿にある<K-1ジム総本部>を訪問。近藤魁成に「打倒ピケオー」の秘策を授けた。
現在18歳の近藤は今年5月に開催された『K-1 KRUSH FIGHT.101』のK-1 KRUSH FIGHTウェルター級タイトルマッチで、木村“フィリップ”ミノルと対戦。惜しくも敗れはしたものの、先制のダウンを奪うなど可能性を感じさせる戦いぶりを見せた。
「すごいですよね、今の子たちの成長が」と近藤の活躍に期待を寄せる魔裟斗。近藤が普段の練習でスパーリングをしておらず、力を入れずに打ち合うマススパーリングのみで練習をしていることを知ると「これは伸びしろが全然あるな」と笑顔を浮かべた。
日ごろから「ミット打ちをすれば実力がわかる」と明言している魔裟斗は、ミットを持って近藤の打撃を確かめることに。蹴りを受けると「『ちょっともらいたくないな』みたいな感じはある」「普通にもらっていたら腕が折れる」と、蹴りの重さに驚きを隠せない様子。
これでスイッチが入ったのか、魔裟斗は近藤への指導を開始。ローキックを蹴る際の立ち方について細かくレクチャーをすると「このフォームはアーネスト・ホーストだから。ホーストのローキックはナンバー1だからね」と、K-1で4度のGPチャンピオンとなった“ミスター・パーフェクト”の蹴りを解説。
さらに魔裟斗は近藤に前蹴りを蹴らせると、脚を使って次々とカットしてみせて「これは俺がブアカーオとやるとき編み出した技」と説明。魔裟斗の宿敵、ブアカーオ・ポープラムック対策として生まれた「ブアカーオの前蹴り封じ」を教え込むなど、自身がK-1で身に着けた技術を次々と近藤に伝授した。
魔裟斗は「世界と戦える中量級になってほしい」と近藤に期待。秘策を授けられた近藤は、11.24に“日本人無敗男”に挑む。