Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、11月26日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)。3位につけるチームを、上位2チームにより近づけることができるか。
11月26日は「いい風呂の日」だが、セガサミーフェニックスにとっては「いい副露の日」。副露(ポン、チーなど相手の打牌を取得してメンツを完成させること)のタイミングは、雀力の分かれ目とも言えるポイント。魚谷のひと鳴きが、場況を大きく変えるかもしれない。
冷静沈着に鳴きを入れるのは、U-NEXT Piratesの小林剛(麻将連合)。デジタル雀士の代表選手ともなれば、配牌から考えられる期待値へ一直線。序盤から鳴き仕掛けが入っても、なんら不思議ではない。
一方、打点の破壊力勝負となれば、KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)のフィールドになる。放銃を恐れず突進する展開になれば、周囲が鳴いてでも早めに決着をつけるしか、防ぎようがなくなる強者だ。
見せ場づくりならTEAM雷電・萩原聖人(連盟)が最も得意とするところ。成績は安定しているが、本人としては華々しいトップがほしい状況が続いている。チームをプラス域に復活させる快勝を収められるか。
【11月26日1回戦】
KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人10位 +61.2
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人12位 +38.1
TEAM雷電・萩原聖人(連盟) 個人13位 +37.1
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合) 個人9位 +72.3
【11月25日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +259.0(36/90)
2位 EX風林火山 +190.6(36/90)
3位 セガサミーフェニックス +9.0(34/90)
4位 U-NEXT Pirates ▲16.7(34/90)
5位 TEAM雷電 ▲54.5(34/90)
6位 渋谷ABEMAS ▲75.1(36/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲120.7(36/90)
8位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲191.6(34/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。





