Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、11月28日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、300ポイントに迫るプラスを稼ぎあげているKADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟)。リーグ最年長ながら、圧倒的な強さを誇る大ベテランが、異次元の強さをまた見せるか。
沢崎は64歳という年齢を感じさせない若さみなぎる強運と、研究・経験に裏打ちされた戦いが見事に合致し、ここまで+292.7。内川幸太郎、岡田紗佳(いずれも連盟)が抱えるマイナスポイントを補って余りあるプラスで、チームを1位の座につけている。序盤から独走するだけでなく、終盤での逆転も目立つだけに、対戦者からしたら気を抜ける時間は少しもない。
この沢崎に対抗する一番手が、個人2位のTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)。アガり出したら止まらない様子はKKT(クマクマタイム)と呼ばれ、威圧感十分にアガリに一直線。親のリーチを重ねて、相手の動きを封じる戦いぶりが戻ってきた。
個人ワンツーに一泡吹かせたいのは、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)。今期は個人5位と開幕から好調をキープしている。チームのエース多井隆晴(RMU)の体調不良からまもなく復帰が見込まれるだけに、ひと足早い快気祝いをプレゼントできるか。
開幕前に体調を崩したセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)は開幕後、しぶとい麻雀を続けている。ポイントこそややマイナスだが9戦して連対6回。あと少し噛み合えば、あっという間に個人成績上位に顔を出しそうだ。
【11月28日1回戦】
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人1位 +292.7
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟) 個人5位 +111.8
セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦) 個人16位 ▲7.6
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人2位 +177.4
【11月26日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +259.0(36/90)
2位 EX風林火山 +190.6(36/90)
3位 TEAM雷電 +10.8(36/90)
4位 セガサミーフェニックス ▲65.6(36/90)
5位 渋谷ABEMAS ▲75.1(36/90)
6位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲83.0(36/90)
7位 U-NEXT Pirates ▲116.0(36/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲120.7(36/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。





