魔王はまだ“寝起き”だった! 佐々木寿人「大殺界は12月まで」年明けから大爆発か/麻雀・Mリーグ
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 開幕から早2カ月。レギュラーシーズン全90試合もいよいよ中盤戦に差し掛かってきた中、その圧倒的な攻撃力から“魔王”とも称されるKONAMI麻雀格闘倶楽部のエース・佐々木寿人(連盟)に復活の兆しが見え始めている。

 12月の初戦となった2日の2回戦では、3着フィニッシュだったが、放銃の危険性があっても鳴いたらオリるな、勝負手はリーチと勇猛果敢に己の流儀を貫いた。

 今期はリーグ開幕前に行われていたRTDトーナメント2019で悲願の優勝を達成していたこともあり、佐々木自身、その勢いでスタートダッシュを決めるつもりだった。「去年のようなことはならないかなと思っていたんですけど、蓋を開けてみると同じようなことになっていた」と開幕から7戦トップなしで、一時は個人スコア▲194.7で全29人中最下位。昨年も開幕から7戦トップなし、個人スコア▲272.1で全21人中最下位と、2年連続で同じ様なスタートを切っていたのだ。

 しかし自身8試合目となった11月11日の1回戦で待望のシーズン初トップをもぎとると、昨年同様に2連勝。さらに11月29日の1回戦で3勝目を挙げ、11月は7戦3勝ラスなしで+146.8ポイントを叩き出し、個人スコアプラス域を射程圏内に捉えていた。

 ようやく魔王のお目覚めかといった感じだが「9月頃、うちの嫁から10月からは大殺界に入るという雑誌を渡されていて、それが原因で毎年10月は悪いんじゃないかと。気持ちの面で準備しておけば、悪い状況になってもあんまり動揺しないんじゃないのと渡してくれたんですけど」というのだ。

 大殺界とは六星占術において悪い運気が回るタイミングのため、何をやってもうまくいかないとされている。佐々木自身、さほど気にしてはいなかったが、結果だけを見れば10月は2年連続トップを取れてはいない。だが「序盤からやっていることは何も変わっていない」と逆境であればあるほど己の流儀を貫き、大殺界すら跳ね返す勢いで攻め続けたことで結果もついてきた。

 ただ「大殺界はまだ続いているみたいなんですけどね、12月まで」と佐々木は真顔だ。つまり11月の7戦3勝もまだフルパワーではないことになるわけで、魔王が完全に目覚めるのは年明けからということになる。

 開幕からここまで9戦5勝と、チームを牽引している前原雄大(連盟)も「僕らは去年もスタートですごく苦しんだので、苦しむことには慣れている。ただエースが160キロ投げられるようになったので、落ちないフォークはもう捨てて直球一本」と佐々木のブレない攻撃姿勢には揺るぎない信頼を寄せている。

 今期は高宮まり(連盟)も戦いの女神“アテネ”のごとく奮闘し10戦2勝、+18.1とチームに貢献。新規加入の藤崎智(連盟)もここまで7戦トップは無いもののラスも一度も無い。

 魔王は12月も、たとえ大殺界にあったとしても、嵐が過ぎ去るのを待つのではなく、立ち向かい、こじ開けにいくに違いない。【福山純生(雀聖アワー)】

▶中継:“魔王”佐々木寿人、完全覚醒は年明けから?

大殺界中でもしぶとい佐々木寿人
大殺界中でもしぶとい佐々木寿人

▶映像:高宮まりのかわいすぎる「ん?」にみんなほっこり(3時間7分ごろ~)

6本場の計算に高宮まりが思わず「ん?」
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