日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる第35期鳳凰戦A2リーグの第10節B卓が12月4日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、山田浩之が+33.7で卓内トップを取った。昇級を目指す佐々木寿人はポイント加算に成功し、リーグ首位に肉薄。白鳥翔は大きなマイナスで、降級危機に陥った。

 佐々木、白鳥に加え黒沢咲と3人のMリーガーが集う卓になったが、主役は山田。マイナスポイントの完済に成功し、残留濃厚の状態で最終節を迎えることになった。

 前節終了時点で暫定2位だった佐々木も、+21.0と加算に成功。暫定首位の近藤久春に肉薄するまで追い上げた。暫定3位だった黒沢はポイントダウン。最終節では圧勝といった内容でなければ、昇級は苦しくなった。最も苦しいのは白鳥。▲40.8でランクを2つ落とし、最終節に逆転残留を決めるしかなくなった。

【試合結果】

1位 山田浩之 +33.7

2位 佐々木寿人+ 21.0

3位 黒沢咲 ▲13.9

4位 白鳥翔 ▲40.8

 ◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。

 ◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。

(C)日本プロ麻雀連盟チャンネル ※画像はFRESH LIVEから

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