リーグ中盤戦、“忍者”がさらに躍動だ。大和証券Mリーグ2019・12月12日の第2試合で、KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)が個人3連勝となる今期3勝目を獲得。1回戦でチームのエース格である佐々木寿人(連盟)がラス、藤崎はそのマイナス分を消す活躍を見せた。
この試合の対局者は渋谷ABEMAS・白鳥翔、藤崎、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)、U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)の並びでスタート。藤崎は東1局に満貫をツモってスタートダッシュに成功すると、その後はベテランらしい安定感のある立ち回り。かと思えば、二階堂のリーチにドラを勝負するなど、リーグ中盤に来て装いを変えた攻撃的スタイルの一片も見られた。
南3局2本場には2着目で粘る二階堂の親番を流すべく、積極的に仕掛けて發・ドラの2600点(+600点)をアガって局消化に成功。見事逃げ切りを決めた。
1回戦、チームはラスだったことを受けてインタビューでは、「2ラスを食うと大きいので、先行できなければラス回避の麻雀になったと思いますが、たまたま先行できたので」と語り、あくまでチーム戦、大きなマイナスをくらわずに、チャンスは逃さず上を見るといった姿勢であると語った。佐々木はSNS上で「取り返してくれてありがとうございます(珍しく敬語)!」と語り、“忍者”の活躍に敬意を表していた。
また藤崎は、今期まだチームが首位になったことがないことに触れ、「首位に立って、サポーターの方と一緒に喜びたい」と、あくまでチーム+サポーターと一体になって戦う意気込みを改めて語った。「チームが調子良ければ、僕も調子が良いです。チームが負けていたら、僕もトップを狙える麻雀にはならないかもしれない」と続け、「楽屋では悪口ばかり」と明かした前回のインタビュー同様、チーム一丸となり戦う雰囲気の良さも伝えていた。
最後はがらくたポーズをしっかり決めて笑顔。リーグ折り返しの試合で好内容を見せた“忍者”には、ファンからも「藤様~!」「本当コナミはいい補強したよな」と賞賛コメントが投げかけられていた。
【2回戦結果】
1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟)3万8900点/+58.9
2着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)2万6800点/+6.8
3着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)1万9500点/▲20.5
4着 U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦)1万4800点/▲45.2
【12月12日終了時点での成績】
1位 KADOKAWAサクラナイツ +215.0(46/90)
2位 EX風林火山 +176.5(46/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +101.2(46/90)
4位 渋谷ABEMAS +72.3(46/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲14.4(46/90)
6位 セガサミーフェニックス ▲118.0(46/90)
7位 TEAM雷電 ▲124.1(46/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲308.5(46/90)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。
(AbemaTV/麻雀チャンネルより)







