国内最大級のプロアマ参加の麻雀大会「麻雀最強戦2019」のファイナルが12月14日に行われ、将棋棋士の鈴木大介九段が初優勝、最強位のタイトルを獲得した。将棋界では1994年10月に四段昇段してプロデビュー。一般棋戦では2回の優勝を果たしつつ、タイトルは縁がなかったが、麻雀界で頂点に立った。
鈴木九段は、持ち前の読みの鋭さや勝負度胸を予選から発揮。決勝卓でも、前最強位・近藤誠一、金子正輝、堀慎吾といったトッププロ3人に対して、堂々たる戦いぶりと内容で攻め立て、ファンを魅了した。
解説を務めたプロ雀士の馬場裕一は「プロ相手に完勝です」ときっぱり。Mリーグ・セガサミーフェニックスでも活躍する魚谷侑未も「何も言うことがないくらい、めちゃめちゃ強かったです。技術もすごいし、勝負所で押し切るところも勝負師」と称えていた。
将棋棋士が他のテーブルゲームでも活躍することは多く、羽生善治九段や青嶋未来五段はチェスで日本のトップクラス。また、ポケモンカードゲーム(ポケカ)では藤井猛九段、糸谷哲郎八段などが、トッププレイヤーとして活躍している。
【決勝結果とコメント】
1位 鈴木大介
麻雀、楽しめました(笑)ある程度、のびのび打った方がよかったかなと思いました。
2位 金子正輝
チャンス手は何度かあったんですが…。またもう1回ですかね。
3位 堀慎吾
単純に僕が弱くて(鈴木)先生が強くて負けたって感じがしますね。(藤田)社長を倒すのに使いすぎました。
4位 近藤誠一
厳しかったですね。鈴木大介さんがすごく強くて参りました。