
日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる第35期鳳凰戦A2リーグの第11節B卓が12月18日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、客野直が卓内トップを取り、リーグ残留を決めた。降級圏で結果待ちとなっていた白鳥翔は、順位が上がらず、残留が厳しくなった。
16人参加のリーグで、下位4人が降級する中、今節の顔合わせは暫定10位の魚谷侑未、同11位の一井慎也、同12位の客野、同15位の猿川真寿。客野にしてみれば、1つでも順位を落とせば降級圏に落ちるという、瀬戸際での戦いだった。最終4回戦まで、誰が残留・降級するかわからない大混戦だったが、最後は客野が大きなトップで抜け出した。「最終節で一番いい手が入ってくれて助かりました。(残留争いは)本当に疲れました」と、ホッとした表情だった。
【試合結果】
1位 客野直 +35.7
2位 猿川真寿 +13.7
3位 一井慎也 ▲19.2
4位 魚谷侑未 ▲31.2
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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