あまりにも鮮やかで強烈な一撃に、被弾した本人でさえダウンの瞬間の出来事を認識できなかった。
12月21日に開催された『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』のトーナメント準決勝。第2試合でゲーオ・ウィラサクレックが監督を務めるゲーオーズの大関敬真が、戦慄の右ストレートを打ち抜き、衝撃のダウンを奪った。
試合は3人ずつのチームによる勝ち抜き戦で、対戦相手の武尊率いるTEAM武尊の宮川太陽とゲーオーズの大関敬真による中堅同士の対決では、1ラウンド序盤から両者の激しい打ち合いが展開された。開始1分にさしかかったところで、大関が放った右の打ち下ろし系のストレートが宮川のテンプルを直撃した。
次の瞬間、宮川は体を一回転させながらダウンを喫すると、「何が起こったのか分からない」という表情を見せて呆然自失。なんとか立ち上がったものの、AbemaTVで解説を務めた魔裟斗は「パンチあるな」と大関に驚き「宮川はいま何があったのかわかってなかったですよ」とコメント。さらに被弾箇所については「テンプル(こめかみ)辺り」と話した。
この衝撃的なシーンに視聴者からは「やば」「ふっ飛んだ」「マイクタイソンを思い出す」など驚きのコメントが殺到。宮川のダメージは明らかで、その後は時折フラつく場面も。それでも懸命に戦い続けたが、最後は大関の猛攻を浴びるなかで続行不能を告げるゴングが鳴り、大関の1ラウンドKO勝利が確定。試合後にはリングドクターや武尊が宮川のもとに駆け寄っていた。